故郷の山河 ~君にめぐりあいたい~
著 秋本昌治
発行日 2018.08.20
メーカー 関東図書
ページ数 164p
[状態]
○表紙カバーにスレ感、端にヨレあります
主な目次
1. あの戦争(太平洋、アジア戦争)の背景
2. 太平洋戦争 真珠湾への途
3. 人間 山本五十六
4. コミンテルンとユダヤ人
5. 知将・栗林忠道と硫黄島
6. 南十字星の下、仁将・今村均とラパウル
7. 零戦 神風特攻隊 大和
8. あの戦争の敗因を検証する
表紙写真
グアム島ジーコ地区にある南太平洋戦没者慰霊塔
裏表紙
南海の楽園グアム島(上)
マリアナの落日(下)
あとがき
「お父さんは‥」と私が四歳位の時、母に言うと、母は世界地図を示し遠い南方の戦地だよと「ラバウル」を示してくれました。
父はラバウルに約4年おりました。
父は無事に復員出来ましたが、そんな父も昭和55年9月に亡くなりました。
父は昭和55年5月に戦友や弟と共にラバウルを訪れております。
今思うと復員後もっと早く訪れる機会がありながら、昔の悪夢がまた甦る思いがあったのではないかとも思いますが、訪れて4ヶ月後に亡くなりました。
大正生まれの父の人生はこの時に終わったようにさえ思えます。
私は平成18年5月に息子と共にグアム島の戦跡を訪ねました。そしてこの島には多くの日本の若者が訪れ、ビーチはマリンスポーツのメッカとなっておりました。
そしてビーチではミュージシャン浜崎あゆみのテレビロケが行われておりマリアナの海に向かって放射状にサーチライトが海を照らしておりました。
しかし今は美しいこの南海の楽園も「あの戦争」では激戦地となりマリアナ沖海戦では米軍に「マリアナの七面鳥撃ち」と言われるほど多くの若い日本人パイロットの命が失われたのです。
戦争を知らない世代の人たちには南海の孤島で追いまくられ死んでいった当時の若者たちの「無念さ」の歴史の上に今日の平和が築かれ、それぞれ貴重な生を受けていることを知ってもらいたいと思います。
秋本昌治
昭和史研究家
ほぼ流通していない書籍です。
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