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ベートーヴェン交響曲第7番、第8番 フルトヴェングラー、ウィーンフィル 1954

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日本語帯付! フルトヴェングラーがウィーン・フィルを指揮した最後の演奏会記録、 ザルツブルクでのベートーヴェン:第7番、第8番が 【収録情報】 ベートーヴェン: ● 交響曲第7番イ長調 Op.92 ● 交響曲第8番ヘ長調 Op.93 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮) 録音時期:1954年8月30日 録音場所:ザルツブルク、フェストシュピールハウス 録音方式:モノラル(ライヴ) ベートーヴェンの「第7」「第8」を振った1954年ザルツブルク音楽祭での記録。フルトヴェングラーがウィーン・フィルを指揮した最後の演奏会記録であるこのディスクの意義は大きいといわざるを得ません。演奏は最晩年のフルトヴェングラーの特長が出たもので、遅いテンポと重いリズム。かつての劇的なテンポは控えられ、美しい造形を生み出しております。力強く、情熱的ではあっても、緊迫した凄みはなく、豊かな広がりと気品を有しています。巨匠が到達した諦観の境地、澄み切った感情の美しさがここに聴けます。 この演奏について宇野功芳氏が書いた文章 「ぼくは1954年のフルトヴェングラーの演奏に特別の感慨を持っている。1930年代、40年代の燃えに燃えたフルトヴェングラーももちろん良い。しかし晩年の演奏の完成度にも強く惹かれざるを得ない。造型においても表情においても、それまでに見られなかった深みを湛えているからで、とくに1954年の演奏に特徴が顕著なのである。(中略)この「第7」も、まぎれもなく1954年の演奏である。フルトヴェングラー独特の内容を十分に保ちながら、テンポの激しい変転を少しでも抑えようとする理性や意思の力が実感されるからである。 (「第8」について)遅いテンポと腰の重いリズムを一貫させ、音の出し方に絶えず意味があり、すばらしい情熱を内燃させた第1楽章、やはり遅いテンポと分厚いひびきで、すごい内容を感じさせる第3楽章あたりは、彼ならではの名演であり、フィナーレも53年盤をはるかに上まわる。録音もひびきの豊かなぶん、このほうが上で、フルトヴェングラーの「第8」の代表盤といえよう。」
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