ヌヴー／ブラームス：ヴァイオリン協奏曲、ラベル：ツィガーヌ、他

①ブラームス：ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op77（カデンツァ：ヨアヒム） ②スーク：４つの小品Ｏｐ１７ ③ショパン：夜想曲第２０番嬰ハ短調（ロディノフ編） ④ラベル：ツィガーヌ ⑤ファリャ：スペイン舞曲（クライスラー編） ⑥ディニーク：ホラ・スタッカート（ハイフェッツ編） 　　　 ジネット・ヌヴー（ヴァイオリン） 指揮：イザイ・ドブロエン① フィルハーモニア管弦楽団① ジャン・ヌヴー（ピアノ）②～⑥ 録音：1946年 　　　 ジネット・ヌヴー（1919年パリ生まれー1949年没）は７歳の時にブルッフの協奏曲でパリ・デビュー、エネスコやカール・フレッシュに師事しました。15歳のときにヴィエニャフスキコンクールで優勝。そのときの２位がダヴィド・オイストラフでしたからすでに完成されたヴァイオリニストになっていました。戦後になって1945年にロンドンデビューしてからの評判は凄かったようです。４年後に飛行機事故に遭うまで駆け抜けるような生涯を送りました。ブラームスの協奏曲はいくつか録音が録音が残っており、この録音は唯一のスタジオ録音です。力強いボーイングは男勝りといえるような響きを出しています。第２楽章ではデニス・ブレインのホルンとのからみがあり夭折の天才同士の共演になっています。すすりなくようなヴァイオリンがたまりません。第３楽章の力強い演奏も素晴らしく改めてヌヴーというヴァイオリニストの演奏に聞き惚れてしまいます。 実兄が伴奏をつとめるスーク、ショパン、ラヴェルなどの演奏も、情熱的な音色、格調の高さと強靭な魂、暗い情念が烈しく燃焼する演奏で、訴えかける力の強いスケール豊かで情感に満ちた名演です。 余談・・・ヌヴーは、バーやカフェに行ったり、無駄なおしゃべりをしたりすることは好きではなかった。たまの休みにも、数時間の練習のあとは、母親や犬と過ごし、読書をするのが常だった。とはいえ人間嫌いというわけではなく、無邪気で率直で、その場を明るくする性格でもあった。彼女と会った人は、誰もが彼女のことを親しい友人のように感じたという。 輸入盤【廃盤】盤面傷無し 18 ＊まとめ買い値引き致します(要事前コメント) 2枚購入→150円引き、3枚購入→300円引き 4枚購入→450円引き、10点以上は全品150円引き