週刊現代 2020年2/22・29号 　そして野村克也も風呂で死んだ

週刊現代　そして野村克也も風呂で死んだ 週刊現代 2020年2/22・29号 奥能登 ランプの宿に泊まる 【グラビア】「昭和の怪物」黒澤明 目次 60過ぎて家を売った夫婦の哀れな末路 そして野村克也も風呂場で死んだ 新型肺炎と消費税増税 日本経済はもうメチャクチャ 21世紀の公害を考える 【LOOK!】失言・北村地方相 永田町で有名だった「異常行動」の数々 【LOOK!】公取委が立ち入り検査 楽天・三木谷社長「優越的地位」の誤算 【LOOK!】新型肺炎で大ピンチ 東京五輪参加国から「中国人を排除せよ」 【LOOK!】和久田アナが夜の顔に NHK大幅異動の「裏」 ザ・芸能界 テレビが映さない真実 最終回 大衆はどこに消えたのか あぁ、1972年の阪急ブレーブスこそ史上最強のチームだった かぐや姫『神田川』が日本の青春だったころ、僕は…… 便秘は死と直結している 【グラビア】ゆきぽよ 袋とじに初挑戦！ 自宅を売って亡くなった60代夫婦の悲劇。自宅は売ってはいけない。マンションなどは管理費が上がるが、中古マンションを売っても二束三文である。買い叩きに遭うのは間違いない。自宅を終の棲み家と諦めて暮らすしかない。そこにささやかな幸福があるはずだ。公団住宅に入居する高齢者も多いが、収入に見合う暮らしをするためなら仕方ないが、マンションから公団住宅への格下げは情けない。惨めな気持ちになるだけだ。 神田川が大ヒットした時代（70年代前半）は安保闘争が終わり、若者は政治から恋愛（同棲）へと私生活を楽しむようになる。日本のフォークソングの全盛期はこの時代に到来する。かぐや姫以外に、拓郎、陽水など皆恋愛を歌った。「若かったあの頃 何も怖くなかった。ただあなたの優しさが怖かった」という別れの怖れを神田川は歌い上げ、「君に会いに行かなくちゃ 雨に濡れ。傘がない」と歌う陽水。政治・経済より恋愛だ。好きな子と同棲するのが流行だった。三畳一間でも、あの頃二人が暮らしたアパートが裸電球眩しくても、構わない。愛があれば。懐かしい昭和の青春時代だ。フォークソングは今「四畳半ミュージック」と呼ばれているが、CDセットは通販でバカ売れし、テレビ番組も好まれている。友と語らい、同棲を楽しんだ70年代。もうあの日は戻らない。 お勧めの一冊だ。