ＥＰ盤／コルトー／ショパン・別れの曲・雨垂れ／ES-8066

練習曲第三番 ホ長調「別れの曲」(ショパン作品10の3) 前奏曲——変ニ長調「雨垂れ」(ショパン作品28の15) ピアノの詩人、フレデリック・ショパンの名前を代表するとも言うべき“別れの曲”“雨垂れの前奏曲”の二曲は、今日では数々の物語と結びついて、この曲を知らない人は殆んどないといってもよい程有名になっております。然しこれらの曲がこの様にポピュラーになった理由は何んといってもこれらの曲が無類の美しさを持っているからに他なりません。ショパン自身これ以上美しい旋律を書いた事がないと言った程美しいメロディーを持つ“別れの曲”は実際彼の全作品の中でも最も秀でた曲の一つなのであります。 演奏はショパン演奏の第一人者、アルフレッド・コルトーです。ショパンの詩情をそのまま自己の心とする巨匠コルトーの快心の名演を示した傑作の名に恥じぬものです。 ＥＰ盤は、直径が７インチ(17cm)の大きさで回転数45rpmの盤を指す。片面に５分から８分ほどの録音をすることが可能で、２曲から３曲が収録されている。ＥＰ盤でも１曲しか収録されていない盤はシングル盤といわれ、レコードの穴が大きいものはドーナツ盤といわれている。ＬＰ盤よりも音が良いのだが、収録時間が短いので主にシングルレコードとして用いられている。 楽しんで聴いていただける商品です。ジャケットに歴史を感じさせる痛みはあります。