ベートーヴェン
交響曲第9番ニ短調作品125『合唱』
指揮:ジョルジュ・プレートル
ウィーン交響楽団
ウィーン楽友協会合唱団
キム・ベグリー(T)
ロベルト・ホル(Br)
クラシミラ・ストヤノヴァ(S)
キャサリン・ゲルドナー(Ms)
録音:2006年5月30日 ムジークフェラインザール・ウィーン (ライヴ)
2008年はウィーンフィル、ニューイヤーコンサート出演を皮切りに、WEITBLICKからはマーラー第5、第6番の凄演が登場し、音楽ファンを狂喜させました。一躍注目を集める存在となった最後の巨匠プレートル。最新盤は、何と“第9”の登場です。お相手はもちろんウィーン交響楽団!2006年ウィーン芸術週間のハイライトとも言える名演です。巨匠も盛り上がって怒鳴る、唸る、足踏みするわで、大変なノリの良さです。第1楽章、第2楽章の恐ろしい緊張感、第3楽章におけるしみじみとした、そして美しい音色が嬉しく、第4楽章は一撃突進の大迫力。巨匠プレートルの情熱のバトンが閃き、演奏会初日故の高揚が止まりません。まさに感性の芸術家プレートルの真骨頂です。※英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付。録音にはやや癖があり、大きめのボリュームで聴かないと良さが伝わってきませんので、ご注意ください。
フランスの指揮者ジョルジュ・プレートル(1924-2017)は、オペラ指揮者というイメージが強く、ほとんど縁がなく過ごしてきました。しかし2008年と2010年にはウィーン・フィルのニューイヤーコンサートを聴いてからは強く意識するようになりました。加えて、宇野功芳氏の『ベートーヴェン不滅の音楽を聴く』という宇野氏の生涯最後と思われる著書を読んで、さらにその度合いは強くなりました。この本で、宇野氏はベートーヴェンの第九のおすすめCDとして、フルトヴェングラー、ラトル、アーベントロートに加え、プレートルのCDを推薦盤としてしていたことです。何?プレートルが推薦盤?それまでの宇野氏の第九の推薦盤としては、フルトヴェングラーのバイロイト盤は変わらずですが、バーンスタイン&ウィーンフィル、シュミット=イッセルシュテット&ウィーンフィル、朝比奈隆などを抑えてプレートルを挙げているのです。
輸入盤、帯付き、盤面傷無し 14
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