自宅保管の品です。大変美品ですが、古いもので表紙など経年変化はございます。ご理解頂ける方にご検討をお願い申し上げます
60数年の人生の中で、日記をつけていたのはざっと7年間である。1949年から55年(昭和で言えば24~30年)の間だ。しかし現在手許にあるのは5冊で、49年のもの(大学ノートに記した)と53年のものは紛失してしまった。1年程前、テレビで黒柳徹子さんにこれを見せたところ、読んで抱腹絶倒したトットちゃんから、これを絶対出版なさいと言われてしまった。どこが面白いと言って、生意気なのが面白いと言う。確かに高校生なのに書き方がナマイキで、何と黒沢明をはじめ大監督と言われる人を平気で批評している。小説家や俳優も皆批評の対象だ。それがキッカケで本格的に読み返してみた。すると成程面白い。あっと言う間に全部読んでしまった。特に高校時代の2年半の間に、大橋巨泉という人間の原型が形成されていった事がよく解る。家庭、親の躾、学校、友人、社会環境が一人の人格を形成してゆく。その過程のビビッドさに、ボク自身驚いた。そして少年問題、学校制度改革がホット・アイテムになっている現在、これは出版する価値があるかも知れない、と考えるようになった。
内容(「MARC」データベースより)
戦争が終わった焼け跡で、少年巨泉は日記を書き始めた。「世界まるごとHOWマッチ」など人気番組の司会者として知られる大橋巨泉が、自らの青春時代を生き生きと描写した日記。
1950年(昭和25年)高校1年~2年(15歳の正月;自称“冷血動物”;皇国少年と野球ゲーム ほか)
1951年(昭和26年)高校2年~3年(酒と煙草と文学の話;念願の英語学校入学;三人の放蕩者の叔父さん ほか)
1952年(昭和27年)高校3年~卒業(あの頃の17歳;サージェント先生の正しい英会話;誘惑に負けてばかりのボク ほか)
レビューより
大橋巨泉の高校時代の日記を読み、驚く!
テレビの黄金時代にタレントとして、放送作家として大活躍された多才な人物である。
「巨泉・前武ゲバゲバ90分」と「11PM」など、人気番組を創り上げてきたタレントさんで、ブラウン管の向こう側で、お笑いと遊びの世界を教えてくれた大人だった。
その彼の日記を読んで、とても驚いた!
彼の高校時代の日常生活が、かなり正直に、大人びた雰囲気が伝わってくる。