輸入盤CD
#エゴラッビン#キティ・デイジー・アンド・ルイス#
“The Ray Ellington Quartet”は英国ロンドン発のジャズ・バンド。1948年デビューで主に1950年代に活躍。ということで50'sの雰囲気たっぷりの陽気なジャズ。レイ・エリントンはヴォーカル兼ドラム担当。その他ピアノ、ギター、ベースの4人編成。レイのしゃがれ声ヴォーカルと、軽快でお気楽なバックの演奏は聴いていてほんとに気持ちがいい。こういう楽しいジャズはほんと好きです。あと、ジャズのスタンダード曲を中心に収録されているのでかなり聴きやすい曲ばかり。全体的にミュージカル曲仕立てになっているのも特徴です。思わず体を動かしたくなるノリの良いジャズです。
この『That's Nice!』は1959年録音。個人的に好きな曲は、〔6〕The Three Bears と、〔13〕The Teddy Bear's Picnic の“Bear”2部作(勝手に命名)。ディズニーのミュージカル映画の曲を思わせる、軽快で楽しげでな曲。このアルバムには20曲もの曲が収録されていますが、まったくの捨て曲なし。全部良いです。ピアノとギターのユニゾンや、暴れまくるピアノソロ、もちろんレイのシブいヴォーカルも聴きどころです。
レトロな感じのジャケットもお気に入り。あーこんなかっこいいジャズ・バンドの演奏を生で観たいなあと、このアルバムを聴くたびに思います。残念ながらレイは1985年に亡くなっています。CD屋でなかなか置いてないアルバムかもしれませんが(タワレコならあるかな?)、苦労して探し出してでも聴く価値のあるアルバムです。