音楽の悪戯 ペーター・ファルク PHILIPS盤

音楽の悪戯 ペーター・ファルク (Peter Falk) 有名作曲家のスタイルを踏まえたパロディ音楽による管弦楽組曲を、3作収録したコンセプト・アルバムです。 CD1枚 PHILIPS 446408 2 1995年発売　独盤 ファルク/ 北西ドイツフィル ヨハネス-クリストファー・シュプレンガー(p) 1994.2.23-25 ヘルフォルトでの録音 ジークフリート・オックス(1858-1929) ・鳥が飛んでくる~新旧の巨匠のスタイルによるドイツ民謡(フリードリヒ・ローゼンクランツ編) カール・ヘルマン・ピルニー(1896-1980) ・人気曲の悪戯~冗談のわかる好事家のために ウルリッヒ・ゾンマーラッテ(1914-2002) ・老いたペーター(ミュンヘン古謡)~変奏曲(1991) 1・2曲目は作曲年の明記なし、2曲目はオリジナルの主題、1・3曲目は古謡による変奏です。 指揮のファルク(1937-)は、チューリンゲン近郊のグライツ生まれ、ベルリンで学び、ギーレン時代のフランクフルトでキャリアを積んだ人で、カイザースラウテルンの放送響の指揮者を2001年まで務め、SWRでよく放送録音が流れていました。 1曲目のオックスは、ベルリンフィルハーモニー合唱団の創立者・監督として知られる合唱指揮者。編曲のローゼンクランツはマグデブルクの軍楽隊楽長とのこと。 バッハ、ハイドン、モーツァルト、ヨハン・シュトラウス、ヴェルディ、グノー、ショパン、ワーグナー、メンデルスゾーン、ベートーヴェン、ブラームス、マイアーベアをパロディ。 2曲目のピルニーはグラーツ生まれ、アーベントロートの弟子で、ナチス時代から戦後にかけてケルンで教職を務め、ピアニストでも活動。 バッハ、モーツァルト、シューベルト、メンデルスゾーン、ロッシーニ、ヴェルディ、プッチーニ、レーガー、シュトラウス、シェーンベルク、リストをパロディ。 3曲目のゾンマーラッテはベルリン生まれ、戦前はニーダーザクセンの楽長などを務め、徴兵・捕虜生活を経て、戦後は映画音楽を中心に活躍した人です。 モーツァルト、ワーグナー、シュトラウス、オルフとムジカ・ヴィーヴァ音楽祭をパロディ。 現在入手困難と思います。 ケース、解説に細かいキズ、汚れあり。当方の機器では再生に問題なし。素人保管。 よろしくお願いします。