江戸時代の牢屋敷は、外からは、うかがい知ることのできない暗黒世界だった。 入牢してきた岡っ引きへの残酷な復讐、人減らしのため闇の中に葬られる「作造り」など、牢名主が絶対権力をふるう獄内では、あらゆる無法が罷り通っていた。 また幕末期になると、牢内で開国を談じる吉田松陰や、持ち込んだ賄賂によって牢名主につぐ地位を手に入れた渡辺崋山のような「異能の人」もあらわれた。 江戸という時代の裸の姿を垣間見させてくれるもの—大江戸牢屋敷の塀の中は、涙も苦しみも役人との知恵くらべもいっぱいに詰まったワンダーランドだったのだ。
物語大江戸牢屋敷 (文春新書 157)
平成13年2月20日 第1刷発行
著者 中嶋 繁雄
発行者 株式会社文藝春秋
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