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1000年頃のイスラム・モザイク折込大玉 施された左右対称、黄色系の細長アイ3つ

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¥ 12,840

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HAKU
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本品は、1000年頃のイスラム・モザイク折込玉の大玉で、黒の胎に黄系の細長アイが3つ施されています。  黒ガラスの芯玉部分には、孔と平行な筋が多数残され、穿孔面の1つには芯棒に巻かれたと思われる、黄の薄い丸輪が残っています。多分、芯棒を取り巻く黄の管を準備し、黄の管に黒ガラスを置いて、このサイズまで引き延ばし、最後に端を丸め球体にしたと考えられます。  モチーフの剥落で黒い縦筋が見える部分から、厚さ1㍉ほどのモザイク・モチーフが黒の芯玉に貼られていと考えられます。黒い地の傍で丸玉上下に残る肌色モザイクは(10-11枚め)、黄系の大きな細長アイ・モチーフの周辺を示します。  モザイクは、周辺から中心に向かい、白と黒の交互の線が2,3本続き、その内側に、気泡の無い黄ガラスの帯があり、核に黄緑ガラスで細長い眼(まなこ)が施されています。アイの中心には、孔と平行する細長い線が残されています。細長アイ3つは、実際の人の眼(まなこ)のように見え、一見、唇のようにも見えます。左右など対称モチーフは、生に関わる護符の強い力をもつとされました。  本品はイスラム・モザイク折込玉とされ、前身の200年頃の折込ローマン・ビーズは、モザイク板を芯軸に沿って巻き、板状ガラスの両端を接合した管玉で、接合線1本が見られます。  10-12C頃には、複雑な折込ビーズ(円環折込玉)が、初期イスラム期の「偉大な革新」として出現しました。モチーフの左右などが対称で、ミラー(鏡)ビーズとも称されます。モザイク・ケーン(棒)などで用意された板状版を、芯棒の周りに巻き、これを複雑に折込み制作されます。  本品の制作は、モザイク・ケーンの板状版を芯棒に巻く方法ではなさそうです。推測すれば、芯棒の周りに薄い黄の管玉を置き、そこに黒ガラスを乗せ引き延ばして丸玉に成形し、黄系の線で描かれたモザイク・アイ・モチーフを施したようです。確実に言えるのは、アイの中心部を、線や小手で胎の中心に置かれた黄の輪部分まで切り込み、両側の折込でアイ中心部は胎に隠れ、表面に細長アイが、左右ほぼ対称のモチーフとして出現しています。  本品は、黒の胎に黄系の細長アイを施した珍しいモチーフの大玉ビーズで、「偉大な革新」による制作法を詳しく知りたくさせるモザイク折込ビーズです  サイズ 高さ 約21㍉弱 幅 約22㍉弱 孔径 約3㍉
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