なめくじ艦隊　寝ずの番　有効期限の過ぎた亭主・賞味期限の切れた女房　しゃべれども

独善的選定四冊纏め売り❣️ 「なめくじ艦隊」2018年ちくま文庫版第24刷 著者: 古今亭志ん生 　酒がいっぱいあるということで満洲行を決意した話など酒、女、バクチ、芸をしみじみと語り、五代目古今亭志ん生の人柄がにじみでた半生記。 「寝ずの番」2006年角川文庫版再販 著者: 中嶋らも 　希代の咄家・橋鶴が最期までオチをつけてオッチンだ。 　今宵は弟子たちが集まる通夜だけに艶っぽい逸話も飛び出す無礼講。笑って死ぬか、死ぬまで笑うか、どっちもどっち? 　粋でホロリとさせる咄家模様を描く『寝ずの番』三部作ほか、読み出したら止まらない、Hで笑撃的な“らもテイスト”満喫の短編集。 「有効期限の過ぎた亭主・賞味期限の切れた女房」 2004年PHP文庫版第11刷 著者: 綾小路きみまろ 　みなさんお元気でしょうか? 　お元気だからおいでくださったのです― 　独特の名調子による漫談で、一躍“中高年のアイドル”となった著者。 　そんな著者による話題沸騰のベストセラーが、ついに文庫化!「種馬」とアダナされた少年時代から、キャバレー司会・歌手専属司会を経てブレイクするまでの波乱万丈記と、鋭い風刺と毒舌で抱腹絶倒の爆笑ライブ4話を収録。 　文庫版だけの貴重写真も公開。 「しゃべれどもしゃべれども」2007年新潮文庫版第17刷 著者: 佐藤多佳子 　俺は今昔亭三つ葉。 　当年二十六。 　三度のメシより落語が好きで、噺家になったはいいが、未だ前座よりちょい上の二ッ目。 　自慢じゃないが、頑固でめっぽう気が短い。 　女の気持ちにゃとんと疎い。 　そんな俺に、落語指南を頼む物好きが現われた。 　だけどこれが困りもんばっかりで…… 　胸がキュンとして、思わずグッときて、むくむく元気が出てくる。 　読み終えたらあなたもいい人になってる率100%❣️ 　映画を観て、 どういうシチュエーションか失念しましたが、主人公が 《結局歩いて自宅帰る羽目に・・それも延々と東京の下町を歩く》シーン❣️ 　そこで常に独り言で、「しんとと、しんとと、しんとと・・」と呟きながら歩く・・ 　蔵書扱いのため「有効・」と「しゃべれども」には自署がありますが、ホワイトテープで抹消しています。 「なめくじ」と「寝ずの番」は状態は概ね良好かと。