『ソン・ランの響き』
"song lang" ('20ベトナム)
80年代のサイゴン(ホーチミン)を舞台に、ベトナムの民族楽器ソン・ランの響きにのせてふたりの男の出会いを描いた感動作。
非情な取り立て屋ユンは、ベトナムの伝統的な大衆歌舞劇"カイルオン"の花形役者リン・フンと出会う。反発し合っていた2人だったが、停電の夜ユンの家にリン・フンが泊まったのをきっかけに、心を通わせていく。実はユンはかつて民族楽器"ソン・ラン"の奏者を志した事があり、楽器を大切に持っていたのだった・・・・
主演は映画初出演となるリエン・ビン・ファットと、ベトナムのアイドルグループ365dabandのメンバーである(メンバー1のシャープなイケメン!)アイザック。監督は本作が長編デビューのレオン・レ。
ソン・ランとは民族楽器の名称でありながら、2人の"song"、男"lang"、という意味も掛けているそうです。口数少なめな2人の抑制の効いた演技も良く、対照的に華やかなカイルオンのシーンや、影のある街の裏通りの映像も秀逸。音楽も素晴らしく、とくに亡き父親のメモに書かれた詩を見つけた2人が即興で(伝統歌唱に則って)謡い演奏するシーンは素朴ながら泣けてきます。
80年代のベトナム文化や社会問題までもが垣間見れる、いい映画です!国際的な映画賞多数受賞!
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レンタル落ちDVDです。
市販のケースに入れ替えておりますが、ジャケットのスレや色褪せ、ディスクの細かいキズなど、多少の使用感はあるかと思います。再生確認済。
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