盛夏セール！川崎苑子「ポテト時代」集英社マーガレットコミックス

昭和48年にデビュー以来 「週刊マーガレット」の主要作家として活躍した 川崎苑子の代表作のひとつ 「ポテト時代」です 集英社のマーガレットコミックスＭＣ1020 昭和59年11月30日発行の初版第１刷です 「ポテト時代」は「週刊マーガレット」の 昭和58年41号から59年16号まで 連載された全26話からなる作品で このあと その続編的作品「いちご時代」が 昭和59年17号から60年20号まで 連載されました 「ポテト時代」の主人公は 母親の亡くなった川風家の三女、そよ子さんで 高校卒業後、就職浪人中に はっと自分の天職は「お手伝いさん」！ しかも「自分の家に住み込みの」！！と気づき 大工の父親、川風涼太郎 小学校教師の長女、サラさん 少女マンガ家の次女、スウさん 幼稚園児の四女、ふう子ちゃんを相手に 繰り広げられるコメディです これに続く「いちご時代」は 四女のふう子ちゃんの 小学校入学直前から小学二年生に進級するまでの ハラハラドキドキを描いています とはいえ、独立した作品で 「いちご時代」を読まないと ストーリーがわからないというわけではなく この１冊だけで十二分に楽しめます 川崎苑子は昭和48年「マキとあたし」が マーガレットまんが賞に入選してデビューし 翌年から「週刊マーガレット」に連載した 「あのねミミちゃん」が コミックス全４巻に及ぶ 長期人気連載となり 続く「りんご日記」「土曜日の絵本」も それぞれコミックス全６巻に及ぶ 長期人気連載となり 同誌の主要作家の１人として活躍します 以降も 「麦子さんの時間割」全３巻 「タンポポとりでにあつまれ」全２巻 「ポテト時代」 「いちご時代」全３巻 「野葡萄」 「まさか　やっぱり　ほんとうに？」 「あけぼの村戦記」など 数々の連載や読み切り作品を執筆しました ショートコミックや 一話完結の読み切りの形の作品が多く やわらかく可愛らしい絵柄で 日常生活をほのぼのとした雰囲気で描き 人気を集めました その後はレディース誌に執筆の場を移し ペンネームも北村夏と改名し 執筆活動を続けています 経年劣化で黄ばみやシミはありますが 保存状態は良好です あれほど人気のあった川崎苑子作品も ほとんど復刻されておらず 大変貴重だと思います 昭和少女マンガファンのかた 川崎苑子ファンのかた いかがでしょうか