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モントゥー&北ドイツ放送管/ベートーヴェン:交響曲第2番&第4番

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ベートーヴェン ①交響曲第2番ニ長調作品36 ②交響曲第4番変ロ長調作品60 ピエール・モントゥー指揮 ハンブルク北ドイツ放送交響楽団 1959年録音ステレオ これら2曲をモントゥーはデッカにも録音していますが、それとは異なる録音です。響きの少ないダイレクトな音質なので、バランスや強弱でモントゥーのやりたいことが非常に良くわかる録音です。ベートーヴェンの交響曲の中では通好みの地味な2曲ですが、ベートーヴェンを聴く喜びを味わえる名盤です。(私はデッカ盤よりこちらをよく聴きます) モントゥーがデッカに録音した一連のベートーヴェンの中では、第2番はロンドン響との演奏でしたが、これはその1年前の録音です。このハンブルク北ドイツ放送響との録音は、驚くほどの活気と活力にあふれていて驚きます。聴き始めると田舎弁混じりのオケの音色に思われますが、よく聴けばマスタリングの成果もあって、隅々まで、実によく歌わせて、生き生きと弾んだ音楽に仕上がっています。2楽章の抒情性は、ほのぼのと、でもかなり明晰に描かれていて、音楽はどこまでもくっきりとしていて見通しがいい。ともかく気持ちいい演奏です。全曲に渡って、躍動感にあふれた疾走感あるベートーヴェンです。併録の第4番も、同様に楽しく麗しく流麗です。 85歳のモントゥーの第二交響曲には全く巨匠の実力を思い知らされます。それほどハンブルクにおけるモントゥーは気力と体力が整っていました。それが如実に表れるのが第二交響曲の第一楽章アレグロ・コンブリオ。このテンポ記号は、ベートーヴェンの得意中の得意のテンポ記号でほぼ傑作と言われる作品に使われています。それを地でいくような熱い気力で演奏するのがモントゥー、その気概は、大げさに言えば火が出るように吹きでる。何という大巨匠!ハンブルクでの一連の録音の中ではそれは、モーツァルトの交響曲「ハフナー」や第39番にもはっきりと現れているように思われます。 国内盤【廃盤】帯付き、盤面傷無し 12 開封済ですが新品に近い美品です *まとめ買い値引き致します(要事前コメント) 2枚購入→150円引き、3枚購入→300円引き 4枚購入→450円引き、10点以上は全品150円引き
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