カラヤン／モーツァルト：フルートとハープのための協奏曲、フルート協奏曲第1番

モーツァルト ①フルートとハープのための協奏曲ハ長調 K.299 ②フルート協奏曲第1番ト長調 K.313 ジェイムズ・ゴールウェイ（フルート）① フリッツ・ヘルミス（ハープ）① アンドレアス・ブラウ（フルート）② 指揮：ヘルベルト・フォン・カラヤン ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 録音:1971年 一度聴いたら忘れられない、典雅な魅力を湛えた名協奏曲2曲のカップリング。カラヤンはベルリン・フィルの奏者に積極的に室内楽を演奏するように勧める一方、協奏曲の録音でもトップ奏者をソリストに起用するなどしてオーケストラのアンサンブル能力向上に努めたことでも知られます。この録音もその成果としての1枚で、ゴールウェイ、ブラウという歴代の首席奏者にしてソリストとしても超一流の二人のフルートが堪能できます。 1971年8月スイス、サン・モリッツにベルリン・フィルを招集して制作された協奏曲集。ソリストには当時のベルリン・フィルのトップ奏者たちを起用、カラヤンとベルリン・フィル・メンバーとの絆の深さを知らしめた録音。 この頃のベルリンフィルの管楽器セクションは本当に凄い名手が揃っていたものだと思います。各人の技術はもちろん音楽性も抜群。そうしたソリストたちの持ち味を大切にしながら、全体のサウンドを壮麗かつ緻密にまとめ上げていくカラヤンの指揮ぶりも見事。当時の管楽器の表現能力を超えて、これだけ未来志向的な作品を書いたモーツァルトはやはり凄い。そのことを実感させてくれるディスクです。 カラヤンの“サンモリッツ・レコーディング”は全てお気に入りです。ベルリンのイエス・キリスト教会でのレーコーディングも勿論魅力的なものばかりですが、サンモリッツは格別。何せ、この頃の弦楽セクション、管楽セクションの美しさといったら…言葉では形容できないほどの美しさ！まるで、そう、避暑地サンモリッツの澄んだ空気のよう、雄大な山々のよう。そういった環境の中、極限まで美しく磨き上げられた弦楽の上で、ゴールウェイ、ブラウ、ヘルメスたちの音が舞うわけですから、美しくならないはずがない、うっとりです。 初期輸入盤【UK盤】【廃盤】盤面傷なし ＊まとめ買い値引きします(要事前コメント) 2枚購入→150円引き、3枚購入→300円引き 4枚購入→450円引き、10枚以上は全品150円引き