美品　まんがトキワ荘物語 大御所作家12名が個々の思いで漫画で当時を再現した記録

自宅保管の品です。大変美品ですが、古いもので表紙など経年変化はございます。ご理解頂ける方にご検討をお願い申し上げます。 「机もなんにもない部屋で売れないまんがをセッセと毎日かいていた。トキワ荘はまんがの宝庫だった。生きた まんがの参考書がゴロゴロいるのだ。まんがのことでいきづまると先輩の部屋へおしかけ、相談した。毎夜集ま って夜明けまでまんがを論じあった」(赤塚不二夫) 昭和三十年代初め、東京・豊島区椎名(しいな)町(まち)の二階建て木造アパート「トキワ荘」。入居していた手塚治虫を慕う、若く才能のある漫画家たちが次々と引っ越してきて、「ト キワ荘」はいつしか少年マンガ揺籃(ようらん)の地となっていった。 住人であった漫画家たちが、それぞれの作品で当時の思い出を綴(つづ)る貴重な記録。 目次 手塚治虫 藤子不二雄Ａ 寺田ヒロオ 鈴木伸一 赤塚不二夫 水野英子 つのだじろう 永田竹丸 森安なおや よこたとくお 長谷邦夫 石ノ森章太郎 レビューより トキワ荘関連本は数あれど、最初に読むべきはコレです！ 数ある書籍の中でも、本書は住人だった作家の皆さん自身が筆を執り、あの頃の自分をマンガでのびのびと描いている。決してドキュメンタリーではないので脚色も多分にはあるけれど、作家それぞれの個性が前面に出ていて、どれもとても面白いです。座談会の様子も実に楽しそうで、貧しさや不安が有りながらもトキワ荘での生活は本当に充実したものだったことが伝わります。 この本を最初に読めば、トキワ荘の基礎知識は十分得られるのは勿論のこと、ビジュアルも伴っているので、後に関連本を読んでも内容を把握しやすいです。また、単純にこんな大御所の方々が一堂に会している本も珍しいでしょう。 トキワ荘関連のものは漫画、読み物、映画、テレビ、座談会など多々あるが、本書は当人たちが短編ながら本職の漫画という手法で思い出を語ってくれるところが何よりも素晴らしい。 当時は作品を読んだ記憶のない森安なおや氏、永田竹丸氏や鈴木伸一（風太朗）氏らも書き下ろしてくれているのがとても嬉しい。 トキワ荘にまつわるエピソードは藤子不二雄A氏の「まんが道」がかなり詳しいが、当人が描くとまた違ったものになるのがまた興味深い。