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古い萬古焼紫泥急須(「白日長坐琹書」彫刻、「萬古」刻印、容量150cc)

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¥ 9,400

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風太郎
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三重県四日市で焼かれた紫泥無釉の「四日市萬古焼(よっかいちばんこやき)」急須です。共箱などはありません。 胴には漢詩の一部でしょうか「白日長坐琹書」の彫刻、持ち手に透かし、その付け根の下には「萬古」の刻印(写真6枚目、逆さ)があります。 なお、持ち手の透かしはサクラではなく、「萬古」の刻印は篆書体(てんしょたい)の篆刻のようです。 「萬古焼」は土鍋、急須の代名詞と言われ、特に急須の紫泥の色合いは緑茶にはよく合うと人気があるようです。 「四日市萬古焼」は1979年に国の伝統工芸品に指定、その歴史は江戸中期に遡り、桑名の豪商で茶人の沼波弄山(ぬなみろうざん)が開窯、明治時代にはパリ万博、京都博覧会などに出品し多くの受賞、高い評価を得る、明治維新後は桑名の萬古焼は商業の中心地四日市の萬古焼に吸収、などの解説とともに、取得特許で製陶された「四日市萬古焼」は「萬古」の刻印があることが一番の特徴とも。 漢詩(?)の一部と思われる「白日長坐琹書」の意味ですが、この文字を含む漢詩が見つからず、以下は漢詩に馴染みのない出品者の解釈です。 ちなみに、「坐」の人は「◇」、「琹」の木は「ホ」と刻まれた篆書体、「坐」はザ(音読)、すわる(訓読)ですが常用は「座」、「琹」はキン(音読)、こと(訓読)ですが常用は「琴」でしょうか。本題の解釈ですが、日長座して琴や書を楽しむ、つまり、文化人の風流を表現しているように思いますが。 製作時期(経年)などは不明ですが、外観、「白日長坐琹書」の彫刻、「萬古」の篆刻などから、相応の古物と思われます。 内部に若干の黒ずみ(使用跡とは思われません)が見られますが、他に目立つような汚れはほとんど見られません。蓋裏の縁(写真6枚目、0時と4時あたり)、注ぎ口(写真5枚目)に1mm程度以下の凹み、欠けのような跡が見られますが、それ以外にキズ、ヒビや割れなどはほとんど確認できず、良好な状態と言えます。 大きさは概寸で、高さ(蓋あり)7cm、横幅(持手側)12cm、口径5.2cm、底径5.7cm、重さ約120g、容量約150ccです。 水漏れのないことを確認しています。 色合いが緑茶によく合うと人気のある「四日市萬古焼」紫泥急須ですが、不明な時期や作家(窯元)などを調べていただき、洗浄などの手入れをしていただいた上で煎茶など味わっていただければ幸です。
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