蘇我氏黒幕政治の終焉！『歴史研究』大化改新の謎 1995※万世一系中大兄皇子藤原鎌足蘇我蝦夷・入鹿孝徳天皇飛鳥板蓋宮八角殿院

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平成７年（１９９５）に、新人物往来社から出版された『歴史研究」２月号である。本号の特集「大化改新の謎」の目次の詳細は、貼付写真を御覧下さい。今から２７年前の『歴史研究』は、社会も出版事業も安定していたのが、実に丁寧な編集と確かな執筆陣が光る。【打倒ソガノミクスの終焉！】本書の特集は、大化改新１３５０年を記念して企画されたものだ。大化元年（６４５）、中大兄皇子（のちの天智天皇）と中臣（藤原）鎌足が、蘇我氏独裁政治を打倒して決起した古代政治史上の最大のクーデターである。四半世紀前に、聖徳太子も潰された蘇我蝦夷・入鹿父子の専横こそが一切の原因であった。蘇我氏滅ぼした中大兄皇子は孝徳天皇を即位させ、自ら皇太子となり実権を握った。翌年施行された公地公民制により、地方行政組織を確立された。さらに、戸籍・計帳の作成と班田収授法も施行し、租・庸・調の税制を発布した。情報網整備と流通のために、駅馬・伝馬も整備した。その上で、新たに天皇を軸とした中央集権国家を目指した。内部の権力闘争を自制させるために、氏姓制度による皇族・豪族の強権支配を否定した。これは広く仏・法・僧の三宝を敬い、十七条憲法で人間の良心に訴えた聖徳太子の願いでもあった。本書は、大化の改新の意味と意義、さらにはその後の万世一系への国家理念をさまざまな角度から論じている。【目次特集記事】 ●「大化の改新の基礎知識」近藤精一郎 ●「易姓革命から万世一系へ」竹本義昭 ●「中大兄皇子に賭けた鎌足」永盛嘉治 ●「伝承飛鳥板蓋宮考」田所久美 ●「改新の政治と八角殿院」林道代 ●「大化改新私見」毎野あかね ●「駅馬・伝馬」斎藤馨 ●「安見児得たり」加藤昇 ●「孝徳天皇の決断」渡邉久志郎 ●「大化の改新をとりまく東アジア情報」佐藤寛 ●「明治維新の前夜を連想」小沢和也【特集以外の記事】 ●「国造流罪説話とミヤケ」小池昌弘 ●「浅井作庵の生涯」福崎正 ●「法楽寺にみる重盛の秘念」筒井静代 ●「平縁盤籠鏡の謎を解く」三原邦夫 ●「伊達政宗書状」小池一行 ●「高杉晋作覚書」一坂太郎、他。【本の状態と発送について】本の状態は、今から２７年も前の発行部数の少ない稀少号だが、大切に保管していたので「美本」に近い状態である。目立たないわずかな遜色があった時は御容赦のほどお願い申し上げます。ですので、あまりに神経質な方は入札を御遠慮して下さい！送料は当方が負担します。

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