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美品 初版帯付 物集高音 奇想天外探偵小説 血食 系図屋奔走セリ 講談社ノベルス ミステリー ミステリ

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【詳細】 美品 初版帯付 物集高音 奇想天外探偵小説 血食 系図屋奔走セリ 講談社ノベルス 1999年5月5日初版 講談社発行 帯付 この文体、この博識、この名探偵! 血食祖神が血のしたたる犠牲を食するの意。転じて祖先が子孫の供養をうけることをいう。 時は、昭和3年10月。三田魚籃坂(ぎょらんざか)にて探偵社を営む系譜学者、忌部言人(いんべことんど)は依頼された調査のため、友人物集高音とともに和歌山県は紀伊大島に渡る。当地の漁村で戸長の屋敷を訪れた忌部らを迎えたのは、一家皆殺しの惨殺死体だった。そこに残された、アルファベットらしき文字が記された意味不明の木片は、明治日本を揺るがした大事件の謎に忌部らを導くのか!? 驚愕の博識と、流麗なる文体が、読者を濃密なミステリー世界へと誘う。恐るべき処女長編。 端を昭和3年の東京下町に発し、明治のノルマントン号事件から雪深い地方の惨劇へと遡る、もつれた暗合の糸。その真相を解きほぐす姓氏家系と紋章学に関する博識が、たちまち近代の暗黒を照射する。雄大な構想、緻密なプロットはもとより、昭和初期という時代色の再現、軽妙でユニークな探偵役、周到なプロットの細部などが、濃密な“もう1つの世界”を構築している。才能ある新人の出現をよろこびたい。──紀田順一郎 物集高音 1999年に『血食 系図屋奔走セリ』を発表しデビューした。推理小説を発表している。覆面作家。『大東京三十五区 冥都七事件』に関して、高橋克彦と京極夏彦が推薦文を寄せている。 【状態】 経年劣化により若干の焼けは御座いますが、カバーにスレ、傷少なく概ね美本です。
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