JACKE MCLEAN　ジャッキー・マクレーン　 A FICKLE SONANCE 　　国内盤

最高のモーダル・ハードバップ作品♪トランペットのトミー・タレンタインのハリのある音、ソニークラークも素晴らしい マクリーンとクラークは相性がいいと思う。 tommy turrentineとの２管。ピアノはsonny clark。ペットにturrentineが入る のは少し新鮮。だがリズムのbutch warrenとbilly higgins(とりわけ前者)が面白い。warren&higginsはこの後blue noteへ 膨大なセッション参加録音を残すことになるが、higginsなどこの頃はornette colemanでのプレイが最も知られたものだった はず。 mcleanはタイトル曲と、prestige時代とさして変わらぬオーソドックスなブルース“subdued”で楽曲提供。後はすべて 参加メンバーのペンによる曲だ。典型的ハードバップが爛熟したような曲想ばかりである。参加メンバーは各々オーソドックス なバップでソツなくこなす。とりわけturretineが好演している。clarkは概ねいつもの彼といってよい。そんな中にあってmclean がやはり違う。軸に今までの彼らしいアーシーでハードバピッシュな感覚は据えつつ、随所で聴かれる殺伐としたフレージングが 異様に目だつ。何かに苛立っているように聴こえるのは私だけだろうか。 リズム隊の感覚は新鮮だが、とくにbutch warrenには 驚愕する。よく聴くと物凄いフレーズでランニングしている。３曲目以降、とくに“sundu”“a fickle sonance”“lost”でのwarren 聴いてください。ヤバいほどカッコいいです。 1 Five Will Get You Ten 2 Subdued 3 Sundu 4 A Fickle Sonance 5 Enitnerrut 6 Lost 。