本作は、トランペット、テナーサックス、そしてバリトンサックスの三管による重厚なサウンドが織り成すセクステット(6人編成グルー プ/ドナルド・バード(tp)、チャーリー・ラウズ(ts)、ペッパー・アダムス(bs)、ウォルター・デイヴィス(p)、サム・ジョーンズ(b)、ア ート・テイラー(ds))による演奏。 ドナルド・バードはリー・モーガンやフレディー・ハバードらと並んでハード・バップシーンで大活躍したトランペッターで、“Art Blake y & The Jazz Messengers”に在籍し一躍脚光を浴び、1958年からはリーダーとしてブルーノートレーベルを中心に数多くのアルバムを 残した。さらに、39歳の時にはコロンビア教育大学で博士号を習得し、その後教授にもなった頭脳明晰さから“知性派トランペッター”とし ても名高い。本作でも彼の伸びやかで実に気持ちよく歌っているトランペットを渋いオリジナル曲を中心に聴かせてくれる
1 Witchcraft
2 Here Am I
3 Devil Whip
4 Bronze Dance
5 Clarion Calls
6 The Injuns