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初版 円城塔 プロローグ 文藝春秋刊 SF

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【詳細】 初版 円城塔 プロローグ 文藝春秋刊 2015年11月25日初版 文藝春秋発行 小説の書き手である「わたし」は、物語を始めるにあたり、日本語の表記の範囲を定め、登場人物となる13氏族を制定し、世界を作り出す。けれどもそこに、プログラムのバグともいうべき異常事態が次々と起こり、作者は物語の進行を見守りつつ自作を構成する日本語の統計を取りつつ再考察を試みる……。 プログラミング、人口知能、自動筆記…あらゆる科学的アプローチを試みながら「物語」生成の源流へ遡っていく一方で、書き手の「わたし」は執筆のために喫茶店をハシゴし、京都や札幌へ出張して道に迷い、ついにはアメリカのユタ州で、登場人物たちと再会する……。情報技術は言語の秘密に迫り得るか? 日本語の解析を目論む、知的で壮大なたくらみに満ちた著者初の「私小説」であり、SFと文学の可能性に挑んだ意欲作。 円城塔 1972年、北海道生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。2007年「オブ・ザ・ベースボール」で文學界新人賞受賞。2010年『烏有此譚』で野間文芸新人賞。2011年、早稲田大学坪内逍遙大賞奨励賞受賞。他の著書に『Self-Reference ENGINE』『Boy's Surface』『後藤さんのこと』『これはペンです』などがある。 【状態】 経年劣化により多少の焼け、カバーにスレ、傷は御座いますが、全体的には概ね良好です。
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