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シフト&ショック 次なる金融危機をいかに防ぐか(早川書房)/マーティン・ウルフ(遠藤真美 訳)

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2015年4月25日 初版発行。 マーティン・ウルフは、1946年8月16日生まれ、経済学に秀でた英国出身のジャーナリストであり、英国フィナンシャル・タイムス紙のチーフ・エコノミック・コメンテーターです。 本書は、2007年あたりから始まった、ギリシャを巡るユーロ危機や、所謂リーマンショックを機として国際的に拡大した経済危機の原因と経過を説明しているものです。 本書では危機の起源を、グローバリゼーションによる経済的成長の陰で大きく不安定化する経済的不均衡に対して、無防備に脆弱化する金融システムの相互作用の複雑な関係を、ひとつひとつ解きほぐしていきます。 例えばユーロ圏では、こうした不安定要因が、同一通貨同盟という硬直的で欠陥のある構造によって、金融・財政政策を形成していた正統性が、いかに自己満足的で間違っていたかを示しています。 またリーマンショックについては、自由主義イデオロギー的思考による楽観的な規制緩和が脆弱な住宅所有者への詐欺的なサブプライム・ローン推進に伴う住宅バブルを生み、リスクを見えなくしたとし、その仕組みを理解していない人々に販売された隠された複雑な金融商品に関する過剰なレバレッジの問題点など、その批判の視点は本質を捉えて離しません。 さらにこれらに共通することは、世界的な経済的不均衡の拡大により、各国が需要不足症候群に苦しむ経済で需要を維持するための政策を行い、その結果として金融システムが不安定になる多大な代償を払うことになったということでした。 そして本書は危機の詳細な説明だけではなく、危機が現代の経済学で何を教えるべきかについても示唆しています。 印象的な分析に加え、歯に衣着せぬ批判と、より安定した未来への説得力のある処方箋まで提示しているところが、著者を経済学の現場の最前線のジャーナリストとせしめていることが納得できる、世界の経済情勢に関心のある人なら、決して無視できない一冊となっています。 装丁が黒を基調にしているため、スレが少しだけ目立ちますが、それ以外は美品です。
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