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Manhattan With Strings/Georgie Auld LP

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¥ 1,308

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Seller
ケイ
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83
動作確認済 ジョージ・オウルドの59年録音。オリジナルはユナイテッド・アーチスト。これはビクターの国内盤。 発売年度は不明だが、国内盤にしては珍しい紙インナーだ。 しかも紙インナーに直接、ライナーが印刷されている。 紙インナーにライナーが載っているのは初めて見た。 インナー裏面には発売盤のジャケットがずらりと並ぶのは定番だ。 このアルバム、“夜のマンハッタン”という邦題が付けられている。 しかも“ブロードウェイ”“サティン・ドル”などと曲名が書かれる。 邦題を付けて、語感もヨロシク、こりゃ発売時期はかなり古いねえ。 おそらくアタシが小学生時分のVINYLだろう。 音質は言わでもがな、上も下もバッサリ切った中音域のラジオ・トーン。 いや、これもまたノスタルジックでいいんですよ。 ジョージ・オウルドと言えば“ムード・テナー”という印象がある。 アタシは退職してから“ムード音楽”への偏見がかなり薄くなってきた。 若い時分はムード音楽を聴くとぞっとしていたもので あからさまに剥き出しの情感に卑猥なハズカシサを覚えたからだ。 近頃はやっとムード音楽が楽しめるようになったが オウルドには手が出せないで居た。 アタシはサム・テイラとかのムード・テナーが苦手である。 我が国の泥臭いムード歌謡と重なっちまうのだ。 これはジャケ買いしたのでしばらく棚に仕舞い込んでいたが、 聴かず嫌いはいけない。 針を下ろすと“Harlem Nocturne”が流れ出す。 あら、存外にドロドロ、コテコテのテナーではない。 さらりと旋律をなぞるところが意外だった。 ムード歌謡風ではない。 “ムードを煽る”のではなく、情感を込めつつも出し過ぎぬのはよいことだ。 オウルド君、おもっていたより佳いではないか。 裏面は“Manhattan”からだ。 官能的なテナーだがかろうじてコテコテの手前で留めている。 やはりドン・コスタの編曲が効いている。 さらりとしたストリングスが佳い。 と聴き進めるうちに出ましたよ。 “Misty”はガーナの名曲だ。 これはコテコテ・テナーです。 うーむ、オウルド君、裏面になって本領発揮か。 やはり“ムード・テナー”は既にジジイになったとは言え、 まだアタシには共感する境地には至れぬ。 ピンカラ・トリオが心地よく聴けるようにならないと無理だろう。
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