トニー・シュート／アイランド・ナイト

1980年の作品。 トニー・シュートは、1952年12月30日生まれ、米国メリーランド州ボルチモア出身のシンガー・ソングライター、プロデューサーです。 1976年にベイ・シティ・ローラーズのアルバム『青春に捧げるメロディー』（全英4位、全米26位）の収録曲『マイ・リサ』を提供し注目され、デビュー・アルバムである本作を発表することとなり、キャッチーなメロディが印象的で、日本では大ヒットを記録しましたが、米国ではまったくの不発に終わってしまいました。 そして現在、日本では＂あの人は今？＂的に思われがちですが、実はその後の彼は着実にキャリアを積み重ねていました。 ソングライターとして、ドン・ジョンソンの1986年のアルバム『ハートビート』（全米17位）に『Last Sound Love Makes』を、1989年のティナ・ターナーのアルバム『フォーリン・アフェア』（全米31位、全英1位）に『Stronger than the Wind』を提供し、さらに1990年から1997年までリトル・リヴァー・バンドに、1998年から2001年まで『ベイビー・カム・バック』の全米No.1ヒットを持つプレイヤーに在籍し、ピアニストとしても活動しました。 1991年のクリストファー・ウォーケン主演映画『All-American Murder』では『Out Of The Darkness』を、1992年のドリュー・バリモア主演映画『The Amy Fisher Story』では『High Life』を提供し、2001年には地元ボルチモア・オリオールズの名選手カル・リプケン・ジュニアを称えた自作曲『Legend in the Sun』を満員の本拠地球場で歌うなど、活動の範囲を広げていたのです。 そして1995年『Genius』、1997年『Holiday in Eden』、1999年『Be My Radio』、2005年『Diamond in the Rough』、2010年『Union of the Soul』とソロ・アルバムも発表し、2012年には32年ぶりの来日を果たし、『Under The Radar』という限定ライヴ盤も発表されています。 国内盤なので、ライナーノーツ・英詞・対訳・帯は揃っています。 経年により、色褪せやシミが少しありますが、それ以外は美品です。