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婉という女 正妻 大原富枝

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大原富枝『婉という女 正妻』(講談社、講談社文芸文庫、2005)2008 カバースレ・キズ・ヨゴレ少、見返しオレ跡(画像10枚目参照)、背表紙ヤケ(画像4,5枚目参照)・上部ヨレ、裏表紙上部ヨレ/本体小口ヤケきつめ・キズ(画像7~9枚目参照)・ヨゴレ少 b3.6 土佐藩執政、父・野中兼山(良継)の失脚後、四歳にして一族とともに幽囚の身となった婉。男子の係累が死に絶えた四十年後、赦免が訪れ、自由となったものの、そこで見たのは、再び政争の中で滅びてゆく愛する男の姿であった……。無慙な政治の中を哀しくも勁く生きた女を描き、野間文芸賞、毎日出版文化賞を受賞した名作「婉という女」に、関連作「正妻」「日陰の姉妹」の二篇を付し、完本とする。(裏表紙より)

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