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ドストエーフスキー覚書 森有正

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森有正『ドストエーフスキー覚書』(筑摩書房、ちくま学芸文庫、2012)2012 帯付、カバーヤケ・スレ・キズ・ヨゴレ、表紙上部ヨレ(画像3枚目参照)、背表紙ヤケ少・上部ヨレ(画像5枚目参照)、裏表紙ヤケ少、フチヨゴレ/本体小口ヤケ・キズ(底/画像8,9枚目参照)・ヨゴレ b5 ドストエフスキーの文学は、いまなお私たちの魂を揺さぶってやまない。長大な作品の最初のページを開いた瞬間から我知らず引き込まれてゆくのはなぜか。「この本を出したのは、思想的な牽引力が私をドストエーフスキーに引き付けたからであった。思想的とは、人間の現実に直入して、その中核を把握する力強さについてのことである」。著者は『罪と罰』に罪悪感を、『悪霊』に絶望と死を、『カラマーゾフの兄弟』に自由と愛を、『白痴』に善を考察し、『死の家の記録』に「人間」を発見する。深い洞察に導かれた「読み」は、その作品世界を味わうための最良のガイドとなっている。 解説 山城むつみ(裏表紙より)
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