「三界の家」
「とうさん、お医者さまには、ほんなこと、を言うて下さいよ、この人は、人さまにはよか顔をしなっとですよ」と母が眉を寄せる。一ー屈託のない上海時代に「とうさま」と呼ばれた父は戦後、失職し権威は崩壊した。母の名前を呼び続け父は死んだ.....私にも母にも懐かしいその父はいま山項の墓地を離れロッカー式納骨堂に静かに眠る。14歳の夏長崎で被爆した私の生と死の現実を描く短編集。
(収録作品8篇)
谷間の家、父のいる谷、家、煙、無事、釈明、雨名月、三界の家
(解説:川西政明)
新潮文庫
平成2年12月10日印刷
平成2年12月20日発行
#絶版
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