「バックリー」ダイヤルはとりわけローマ数字インデックスを特徴とし、特に70~80年代のデイトジャストモデルに使用されている。
どのリファレンスが本当にロレックス純正でバックリーダイヤルを搭載していたのかについては、依然として議論がある。
例のごとく、この疑問に関してロレックスから公式な情報は発表されていない。しかし、リファレンス1601、1603、16014および16030が「バックリー」を搭載して販売された可能性は非常に高い。
デイトジャストはそのままでもすでにクラシックで上品であるが、
私の意見では、特に、その印象はプリントによるローマ数字によって一層高められ、
クラッシックなスーツスタイルにおいては、この上なく、エレガンスであることは言うまでもない。
しかし、「バックリー」文字盤はデイトジャストだけに採用されているわけではない。
リファレンス1803やいくつかのオイスタークォーツ リファレンスなどのデイデイトモデルも、オリジナルでこの文字盤を搭載している。
ご多分に漏れず、この文字盤の名称もロレックス自身が付けたものではなく、(ペプシ、バットマンなどと同様に) ロレックスによって公式に認められているわけでもない。
しかし、このデイトジャストの名前は誰によって付けられたのだろうか?それは、ニューヨークの47丁目に店を構える時計商であり、業界の有名人でもあるジョン・バックリーの名前に由来する。
しかし、この文字盤に彼の名前が付けられるようになった経緯について、はっきりとしたことは分かっていない。