英文学夜ばなし シェイクスピアの面白さ 酸っぱい葡萄 人は獣に及ばず 中野好夫
いずれもカバー細かいスレキズ薄汚れ本体三方薄汚れ小シミあります。
「英文学夜ばなし」新潮選書 ソフトカバー 単行本 253p
中野 好夫
定価: -
はじめのほうマーカー線引き若干数あり、裏の見返しの刊行案内に赤ペン丸印
わたしの英文学修業などは、完全にホーム・メイ ドである。これでは実証的研究などお話しにならぬし、実証的研究を踏んまえない鑑賞批評など、 危なかしいかぎりである。わたしは、例のスウィフトなどについても一応知ったかぶりのようなことを書いているものの、正直、すべて向うの研究 の受売りである。本書もことごとしい英文学者などから完全に脱落、失格したものの気楽な「夜ばなし」としてお聴きいただきたい。 著者
#中野好夫 #中野_好夫 #本 #外国文学/小説・物語
「シェイクスピアの面白さ」新潮選書 ソフトカバー 231p
毎日出版文化賞受賞
カバー細かいスレキズ、裏の見返しに刊行案内に青ペン丸印
木下順二、丸谷才一らが師と仰いだ名翻訳家にしてシェイクスピア学の第一人者が、その芝居の面白さを縦横無尽に語った痛快エッセイ。
「酸っぱい葡萄」
みすず書房 ソフトカバー 単行本 437p
見返しにやけ
1937年から1949年までに書かれた42篇 を含むこの書は、戦中・戦後の忘却されつ 一つある時代と。 そこに生きた人間の生態を 示すモニュメントである。 <ユートピアの 夢はもたない。深く現実を愛する思想を妊 む、モンテーニュの懐疑とエラスムスの寛 容とは、私自身の信条でもありたい。 若 人々のために、 19456) という著者は、反時 代的な言葉によって、いっそう同時代人で あることを自覚して語る。
「人は獣に及ばず」
みすず書房 ソフトカバー 単行本 394p
タイトルは、江戸後期の洋風画家・蘭学者、司馬江漢の言葉。ある人物が、オランダの学問技術が話題になった折、オランダ人などは「人類にあらず。獣の類なり」と放言した。するとすかさず、司馬江漢は「人は獣に及ばず」と一蹴したという。
あらゆる人間的事象に心を寄せて、人間の実相はホモ・バエニテンス(悔いる人間)ではないかと恐れ、人は獣に及ばずとの感慨を抱かずにはいられなかった1973年から8年間のエッセイ70編。