フィッシュボーン／リアリティ・オブ・マイ・サラウンディング

1991年の作品。 フィッシュボーンは1979年に結成された、ファンク、ヒップホップ、スラッシュメタル、レゲエ、スカ、パンク、ソウル……有りったけの要素が感じられる音楽スタイルに、他愛の無いジョークから鋭い社会批判のメッセージまで込めた歌詞を乗せ、エネルギッシュでパワフルなパフォーマンスで、今なお人気を集めるミックスチャー・ロック・バンドです。 このアルバムは、彼らにとって最大の商業的成功と批評家からの絶賛を得た作品で、その理由として、かつてマイルス・デイビスのバンドに在籍した、ギタリストでキーボーディストでもあったジョン・ビッガムの参加が大きかったようです。 彼のギターを前面に出すことで、バンドの個性はそのままに、当時流行していたオルタナティブ・ロック・バンドとしての色が加わったことが成功の要因のひとつでした。 また本作は、ジャケット写真を全開すると、メンバーが部屋で不敵に過ごしている様子が現れるというビジュアル面での面白さもあります（写真2枚目）。 米国輸入盤のため、英詞が記載されているのみで、日本語関係の資料はありません。 経年により、所々少し黄ばみがありますが、それ以外は美品です。