1986年リリース、名曲「ジャンプ」とアルバム「1984」の大ヒットを放ったヴァン・ヘイレンのボーカリストだったディビィッド・リー・ロス。
ソロ・アルバムも発表し好評だった最中、徐々に他のメンバーとの意見の食い違いがあらわになり(後のインタビューによるとスタジオワークに専念したいメンバーとライブツアーをどんどんやりたいディビィッドに軋轢が生じていたらしい)そしてついにヴァン・ヘイレンを離脱、自身のユニットを立ち上げることになる、その第1弾がこのアルバム。
ギターにスティーブ・ヴァイ、ベースにビリー・シーンという超ハイテクなギタリストとベーシストを従えたこのアルバムは当時 私達の度肝を抜きました。
スティーブ・ヴァイの超絶的な技巧フレーズのオンパレード、ビリー・シーン、かつてエドワード・ヴァン・ヘイレンのベーシスト版と称されたほど こんなに高速タッピングを展開するベーシストはいなかった、今となってはそれほど珍しくなくはなっていますが、当時はそれほど衝撃的だったわけです。
お祭り男デイヴの陽気でアメリカンなボーカルをバックに変態的ハイテクサウンドが炸裂しているのがこのアルバムの醍醐味だと言えましょう。
m(__)m ・ジャケット裏側に破れ・歌詞カードの一部に汚れ・A面1曲目とB面1曲目冒頭に若干の音ヤセ部あり、それくらい聴き込んだアルバムです。