藤沢周平「長門守の陰謀」　文庫本

　長門守忠重が、藩主の世子を廃し、密かに自分の子を跡継ぎに据えようとしている・・・庄内藩空前の危機、いわゆる「長門守事件」を題材とした、歴史小説の佳品である表題作。 　ほかに、藤沢周平の巧みさと比類ない魅力を存分に味わえる「夢ぞ見し」など、初期短編の秀作を５篇収録。 ★歴史家の磯田道史さんの解説より 　「長門守の陰謀」は、藤沢作品を愛好する者が、是非とも読んでおかなければならない作品である。 　それにははっきりした理由がある。この作品が【藤沢作品の原風景】になっているからである。 　おそらく本人は意識していなかったであろうが、藤沢にはこの作品を書くことによって、のちの藤沢になった。 ★目次 「夢ぞ見し」 「春の雪」 「夕べの光」 「遠い少女」 「長門守の陰謀」 全５篇収録 ★出版 文春文庫　2013年発行　本文230ページ 藤沢周平の文庫本はいくつか出品しています。複数のお買い上げではディスカウントをしますので、遠慮なくコメントをください ＃日本史　＃歴史小説　＃時代小説