ゴッホは殺されたのか―伝説の情報操作
小林 利延
朝日新書 2008
不遇のうちに精神を病み、ピストル自殺したとされる「炎の画家」ゴッホ。本書は、唯一の手がかりである純正な資料『ゴッホの手紙』を新しい角度から読み解き、誰もが意表をつかれる仮説を打ち出した。緻密な論理と大胆な読みはミステリーノベルスよりスリリング! 従来のゴッホ伝説を覆す一冊。
「さまよえる画家」、「炎の人」、ゴッホ。さまざまな伝説をもつ彼に浮上した、新たな姿とは?彼を支えてきた弟テオとの関係や女性問題を、唯一純正な資料『ゴッホの手紙』を基に、斬新な角度から読み解く。そこから浮かび上がるどんでん返しの結末とは…。この一冊で、従来のゴッホ伝説が根底から覆る。
目次
プロローグ 聖ヴィンセント・ヴァン・ゴッホの伝説
読む前に見る読みながら見るゴッホ年表
第1章 事件―一八九〇年七月二七日
第2章 事件前三七年―画商の道断たれ 牧師の道遠く
第3章 事件前一〇年―描く男捨てる女
第4章 事件前五年―パリ 兄と弟の諍いそして印象派
第5章 事件前二年―アルルの希望と裏切り
第6章 事件前七〇日―オーヴェール=シュル=オワーズの謎
第7章 事件の検証―ゴッホ伝説の情報操作
エピローグ 美術史は推理小説だ
アートとミステリーの合体が面白い
ゴッホの死についての新説を展開する、文献分析の一冊。
ゴッホは自殺でなく、他殺だと言っています。その仮設、論理はしっかりしてとても面白いです。
本書を読むとゴッホの人生についてよくわかります。
他殺説は最後の章に出てきます。
それまでは弟テオや家族にあてた手紙を通じてゴッホの人生をたどって行きます。
公開されている手紙がいかに改ざんされているかなど、研究者の視点は鋭くて、掘り出し物の一冊です。(レビューより)
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