☆篠原佳尾(1933-2005年)の指紋付 年賀状
制作画家名:篠原佳尾(真作)
使用技法:指による直筆画+ブルー・グリーンカラーのドローイング
シートサイズ:約14.8×10cm
制作年:1992年
画家の指による力強い直筆画とブルー・グリーンカラーのドローイングでデッサンした工夫と趣向を凝らした制作法です。
宛名は画家直筆でペンと思われます筆記具で書かれています。
「芸術家の年賀状」の著者小池邦夫によりますと、画家の年賀状は殆どが版画であり直接書かれたものはとても少ないということです。更に女流画家の賀状は殆どその著書に掲載されておらず、極端に少ない様です。まして、画家の指紋付の年賀状を見たのは篠原佳尾以外ありません。
当該作品の篠原佳尾の年賀状は、以上2つの要件に該当しますのでとても希少性があります。事実流通していない様に考えます。
保存状態:私見では制作時に用紙を力強く描いたので出来たと思われます多少のシワも見られますが比較的良好です。以上、現状状態でのお引渡しとなります。
☆画家の言葉・・・篠原佳尾
「銅版画中心に、粘度、オブジェ、ガラスを使ったものなどで、空間がぴりぴり脈打っているような展覧会をしたい」