「七割の憂鬱 : 松井秀喜とは何か」
村松 友視
定価: ¥ 1430
打者は打って3割、残りの7割は思い出したくもないものだ。ところが、松井はその7割に滋味があるのだ。この奥行きはどこから来るのか…。比類なき「和」の風格を炙り出すゴジラの解体新書。
目次
水平線の彼方の大瀑布
おだやかなる助走
A.ロッドの留守
探されたボール
手術という分水嶺
長いトンネル
不気味な静寂
加賀の男の心もよう
WBCというトンネルを抜けて
プレッシャーに慣れる
デレク・ジーターをめぐる風景
風格と役者
松井秀喜と勧進帳
虚実の回転
ポサーダについてのあれこれ
ヤンキースタジアムという神
著者
村松友視[ムラマツトモミ]
1940年東京生まれ。慶應義塾大学卒業。出版社勤務のかたわら文筆活動に入り、80年『私、プロレスの味方です』で注目を浴びる。82年『時代屋の女房』で直木賞受賞。97年『鎌倉のおばさん』で泉鏡花文学賞受賞
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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