「王の表象 文学と歴史・日本と西洋」
渡辺節夫 編
山川出版社 2008
王権の表象を広義の文学作品のなかに読み取り、それぞれの時代と社会がもつ王および王権のイメージをとらえ、王権観の時代的・地域的な差異を明らかにする。(版元紹介)
【目次】
第1章 皇帝にふさわしい人物ーローマ元老院貴族の皇帝観
第2章 “やまとことば”の記述と古代王権ー非漢語圏における漢字の受容と固有語文の形成序説
第3章 日本古代の天皇ー王権と宗教
第4章 一世源氏の物語としての『源氏物語』-皇族・王朝・天意
第5章 武勲詩に見るフランス中世王権像ー初期ギヨーム詩群の歴史的考察
第6章 中世後期のフランス王のイメージー至高の裁判官ー理論と実践
第7章 フランス・ルネサンス期の文学に見る王権の表象ー「神の王国」「魔の王国」
第8章 王権を支えた歴史解釈ーテューダー朝の正統史観とシェイクスピア史劇
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