グリーンマン―ヨーロッパ史を生きぬいた森のシンボル
アンダーソン,ウィリアム【著】〈Anderson,William〉/ヒックス,クライヴ【写真】/板倉 克子【訳】
河出書房新社 1998
古代オリエント、エジプトの地母神信仰から、ローマ、中世、ルネサンス、そして現代に至るグリーンマンの足跡を追い、ヨーロッパの森の信仰がキリスト教の中で生きぬいてきた歴史を豊富な図版で描く、緑のイコノロジー
目次
プロローグ グリーンマン登場
第1章 グリーンマン狩り
第2章 古代のグリーンマン
第3章 暗黒時代のグリーンマン
第4章 ロマネスク期とゴシック初期のグリーンマン
第5章 ゴシック期のグリーンマンの凱旋
第6章 グリーンマン作品の謎
第7章 グリーンマンの再来と消滅
エピローグ グリーンマンはよみがえる
ヨーロッパ教会にひそむ、植物の葉と人間の顔が混ざりあった奇妙な存在-グリーンマン。古代オリエントから現代に至るグリーンマンの足跡を追い、ヨーロッパの大地と森の信仰がキリスト教の中で生き抜いてきた歴史を描く。(データベースより)
何年振りかも解らないぐらい久しぶりに再読。自分にとってのゴシック建築や中世ヨーロッパ図像学に対する入り口の一つ。研究書というには情が勝っているし、90年代臭いニューエイジ風味もあるけどやっぱり面白かった。再版して欲しいな。
キリスト教美術の裏面をたどる紀行エッセイ。キリスト教定着以前のヨーロッパにあった自然崇拝のシンボルが、キリスト教の布教に利用され、教会建築に取り込まれ、時代とともに変遷しつつ存在しつづけているとは、なんとも興味深いです。写真が多く、いろいろなデザインのグリーンマンがいて、そのうちいくつかは妙にリアル。魅力的な本でした。(レビューより)
図版多数
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