武田麟太郎『日本三文オペラ 武田麟太郎作品選』(講談社、講談社文芸文庫、2000)2000
カバースレ・キズ・ヨゴレ、背表紙ヤケ・上部ヨレ・ヨゴレ(画像4枚目参照)・下部ヨレ(画像5枚目参照)、裏表紙上部ヨレ少・ヨゴレ(画像3枚目参照)/本体小口ヤケ・キズ・ヨゴレ少
b4
後年は風俗小説「銀座八丁」を書いたプロレタリア作家の初期権力との格闘を示す伏字××のある小説「暴力」収録。その後浅草のアパートを舞台に庶民男女の哀歓を活写した「日本三文オペラ」や「市井事」「一の酉」「井原西鶴」と、「川端康成小論」「西鶴町人物雑感」「好色の戒め」等の評論を併録。強靭な散文精神で戦前戦中の激動時代を疾駆した作家武田麟太郎(明治三十七年-昭和二十一年)の精髄を一冊に凝縮。(裏表紙より)