着物だいやす 042■江戸小紋■人間国宝中村勇二郎　縮緬　杢目文　草木染　薩摩杉　桑染色　蔦紋入り　身長サイズ：M【正絹】【仕立て上がり着物】

★　素材　　　正絹 ★　サイズ　　身丈　約 161.5cm（ 4尺 2寸 6分） 　　　　　　　袖丈　約 49.0cm（ 1尺 3寸 0分） 　　　　　　　裄丈　約 65.5cm（ 1尺 7寸 3分） 　　　　　　　前幅　約 24.0cm（ 6寸 3分） 　　　　　　　後幅　約 28.5cm（ 7寸 5分） 　　　　 ★　色　　　　表地　　　　　　　桑染色　　 　　　　　　　八掛　　　　　　　木蘭色 　　　　　　　胴裏　　　　　　　白色 　　　（小学館発行『色の手帖』参照） ★　着用時期　：　春・秋・冬 ★　着用シーン　：　略式色無地として色無地と同等のシーンで。　　　　　　　 ★　おすすめ年代　：　20～70代　 ★　付属品　：　証紙・反端　なし　　落款　あり ★　「蔦」の一つ紋（縫い紋）が入っています。 ＜コメント＞ 重要無形文化財技術保持者（人間国宝） 伊勢型紙彫師　中村勇二郎氏の　 江戸小紋のご紹介です。 入荷しました！ 中村勇二郎の杢目文の一品。 こっくりと発色した桑染色のお色みが とってもすてきですね。 草木染の染料が30％用いられて いるそうですよ。 昭和60年に亡くなられた後も、 その型紙は大切に保管され いまなお現存しているものもあるそうです。 人間国宝の手技の詰まった型紙。 これだけ緻密な型が、 破損することなく残っているという こと自体、すばらしいことですね。 細かな点描による型紙の表現は うっとりするほどです。 人間国宝になるまで、その手業を極めた 精緻な手技は見事なものですね。 中村勇二郎氏は、 伊勢型の紙を 菱形や花びらなどの形の道具を使用して 押し抜く　道具彫りという方法が 得意なことで知られています。 その道具も　彫師が自分で作り上げるもの だそうです。 また、ここまで精緻な型紙となりますと、 色作りや染めに携わる染師の仕事も 大変な技術を要します。 一見すると無地のようにも見える中に、 染め付けられた繊細な柄付が　 奥行きのある独特の染め味となっていますね。 また、生地は、シボの高い縮緬地。 柔らかものは、生地が重ければ重いほど 上質とされていますが、こちらは昔ながらの どっしりとした重みのある、本格派縮緬生地。 現代ものによく見られる、ぺらっとした薄手の生地とは 生地の厚みも、絹糸の使用量も全くちがう 贅沢な贅沢な生地です。 その分、生地自体の持つ存在感に 染めのお色みがよく映え、発色も 美しい上に、生地の上質な光沢も際立っています。 技を極めた名匠の一品。 決して奇抜なデザインではない中に、 長年ご愛用して頂けるような、お生地の良さもあり 当店だいやすが自信を持っておすすめしたい 一枚です。 帯合わせ次第で、幅広い年代の お着物通さんに楽しんでいただけそうな 魅力的な一枚。 どうぞ、素敵な着姿をお楽しみくださいませ♪ 尚、こちらのお品は当店店舗「だいやす」でも 同時販売中のお品です。 予告なく出品をとりやめる場合もございますので、 入札の方はお早めにどうぞ。 ＜状態＞ 中古のお品物です。 シミや傷等なく綺麗な状態です。 k-061019