1 / 3

Please read the item description carefully as the item photos may not match the actual product. View original page

Translate

アメリカの鱒釣り

Price

¥ 1,950

Item Condition
Damages/stains
Japan Domestic Shipping
Free
Seller
mimi’s bookstore @いいね!能登応援セール中
More
Rating
344
2
0
アメリカの鱒釣り Trout Fishing in America リチャード・ブローティガン Richard Brautigan 著 藤本和子 訳 晶文社 1975 二つの墓地のあいだを墓場クリークが流れていた。いい鱒がたくさんいて、夏の日の葬送行列のようにゆるやかに流れていた。――涼やかで苦みのある笑いと、神話めいた深い静けさ。街に、自然に、そして歴史のただなかに、失われた〈アメリカの鱒釣り〉の姿を探す47の物語。大仰さを一切遠ざけた軽やかなことばで、まったく新しいアメリカ文学を打ちたてたブローティガンの最高傑作。 本書は、ポストモダン文学の先駆けとなったブローティガンの代表作です。 隠喩を駆使したアフォリズム調の文章から無尽蔵のイメージが湧き出ます。 【ワシントン広場(往年のアメリカの精神)から始まる物語】 B・フランクリンやA・カーネギーに象徴される高潔でマッチョなかつてのアメリカの精神。 失われつつある古き良き時代に代わる新しい価値観を探る物語が始まる。 【ジョン・デリンジャーの都(大衆社会の到来)】 公民権運動、共産主義の蔓延、国家権力の増強、自然破壊、貧富の格差・・・。 不穏な現実の背景に、移ろいやすい大衆社会の影が垣間見える。 【アメリカ鱒釣りちんちくりん(滅びの美学の今と昔)】 かつて『白鯨』に敗れたエイハブ船長は文学的な高みを持つ伝説となった。 『鱒』に敗れた者は、三文小説かドキュメンタリーのネタにしかならない!? 【鱒釣りホテル208号室(アメリカの良心の在処)】 その部屋には一匹の猫が美味しい餌と秩序ある生活の中で幸せに暮らしている。 差別・偏見・暴力と闘うことで部屋の主人はそのような暮らしを守ってきた。 アメリカのローカルな事情の理解には訳者の注釈だけでは足りず、ウィキペディアの助けを借りながら苦労して読み進む羽目になりました。その甲斐あっておぼろげに見えてきたのは、猥雑で低俗で不条理で、だからこそリアルな60年代のアメリカ大衆社会の万華鏡の景色。 趣向を凝らした寓意の背後にある芳醇な知識と教養!知的好奇心を満たしてくれたブローティガンに多謝!(レビューより) 単行本 絶版 #リチャード・ブローティガン #藤本和子 #文学 #小説 #アメリカ文学 #アメリカ #20世紀 #物語集 #釣り #鱒 #西海岸 #本 #BOOK
Translate

Related Items