「人類を救う哲学」
稲盛 和夫
定価: ¥ 1300
核兵器開発、民族紛争、宗教対立、資源枯渇、食料危機、そして世界金融恐慌……
われわれ人類に未来はあるのか? 豊かさを追求してきた現代文明ではもはや世界は
立ち行かなくなっているのではないか? そもそも人類はなぜここまで傲慢になって
しまったのか?
そのような問題意識のもと、日本を代表する哲学者と経営者が、いまこそ人類は
英知を結集して新しい人類共通の哲学をつくるべきであると提案する書。
具体的には、「進歩の思想」から「循環の思想」へ、「欲望の無限解放」から「利他の心」へ、
「一神教」から「多神教」へ、「憎しみ」から「慈悲」へ人類の意識を転換するとともに、
暴走する経済至上主義に歯止めをかけるときと語る。
とくに日本人は「足るを知る」「殺すなかれ」といった仏教に根づいた道徳や倫理観を持った
民族であったはずであり、むしろ日本がリードして世界の混乱に終止符を打つべきと主張。
自分の生き方を見つめ直す本でもある。
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