※追加画像も併せて御覧ください。
KPM Berlin (ベルリン王立磁器製陶所)
笏（しゃく）のスクラッチにゴールドが塗られています。
金の発光か発色に納得しなかった誇り高き金彩師が入れたものでしょうか。
それともこのグレードになりますと、スクラッチにも金を用いますか？
伺ってみたいものです。
スクラッチが入れられていることに御不満な方は当然いらっしゃることと思います。
ただ、スクラッチがあったからこそ一個人の私の元に来てくれたという見方も出来ます。
この作品がもし一級品だったなら、決して私にまで降りて来ることなく、世界のいずれかの美術館か博物館の壁面を飾るか、あるいは有力なディーラーの手により選ばれしアッパーグレードの方の所に運ばれたことは想像に難くありません。
絵付の感想なんぞは、例えばこの花のここがいいでしょ凄いでしょなんていう褒め文句は、流石にこのレベルになると無駄に思えます。
それでも一つだけ取り上げるとするならば、センターのツツジ（花の名前は合っておりますか？）の中央右下の花びらです。
縁は切れており、パツィオパッのように薄く透き通っております。この花びら一枚を眺めながら、今は貴重品となったご飯を山盛り３杯はいただけます。
おかずは要りません。
スレ傷はありますが、ヒビや欠けはありません。
価格は、花や果物を描いてくださった絵付師の方に、一つの花あるいは一個の果物の画料×個数で私なら幾らお支払いするか、金彩師さんには幾らの御礼をするか、真ん丸い大きなお皿を焼いてくださった窯元さんには幾らお渡しするのか・・を足し算して決めました。
こんなに出さなくても、今の世なら簡単にもっと安く、例えば写真の転写をすれば似たような物は作れるかもしれません。
それでも手描きがいいという方に。
ご検討いただけましたら幸いです。
（御参考）
直径：約 40.1 cm
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