◆概要◆
恋文から始まる、雪の小樽と神戸を舞台にしたラブストーリー。
第19回日本アカデミー賞にて、作品が優秀作品賞を、秋葉茂を演じた豊川悦司が優秀助演男優賞と話題賞(俳優部門)を、少年時代の藤井樹を演じた柏原崇と、少女時代の藤井樹を演じた酒井美紀が新人俳優賞を、REMEDIOSが優秀音楽賞を受賞した。一人二役を演じた中山美穂は、ブルーリボン賞、報知映画賞、ヨコハマ映画祭、高崎映画祭などで主演女優賞を受賞した。1995年度『キネマ旬報』ベストテン第3位、同・読者選出ベストテン第1位。
製作はフジテレビ、韓国では1999年に映画を公開した。韓国で140万人の観客を動員する興行記録。
1999年に韓国でも公開され人気を博し、劇中に登場する「お元気ですか?」という台詞が流行語となったり、豊川悦司の「それが山田さん家ィやったら、手紙は届かへんのや」という関西弁の台詞がバラエティ番組でモノマネされるなどの話題を呼び、舞台となった小樽には韓国人観光客が大勢訪れた(韓国ドラマ『甘い人生』は、序盤、本作の影響で主人公が小樽に行く設定)。
なお、藤井樹(女性)の自宅という設定だった小樽市の旧坂別邸は、2007年5月26日に火災で焼失している。
◆あらすじ◆
神戸に住む渡辺博子は、山で遭難した婚約者の藤井樹の三回忌の帰り道、彼の母・安代に誘われ、彼の中学時代の卒業アルバムを見せてもらう。忘れられない彼への思いから、そのアルバムに載っていた、彼が昔住んでいたという小樽の住所へとあてもなく手紙を出す。すると数日後、来るはずのない返事がきた。その手紙の主は、亡くなった婚約者の藤井樹と同姓同名で、彼と同級生だった、女性の藤井樹。やがて博子と樹の奇妙な文通が始まる。
◆出演◆
渡辺博子................ 中山美穂
秋葉茂................ 豊川悦司
藤井晶子................ 范文雀
藤井樹................ 中山美穂
◆DVD仕様◆
116分
4:3 フルスクリーン
音声:ドルビーデジタルモノ
◆音声◆
日本語
◆地域コード◆
ALL (市販の普通のプレーヤーでご覧になれます。)
◆字幕◆
日本語/英語/韓国語/字幕なし