88才の多喜二の母セキが、自分の思いを秋田の方言なまりの言葉で人に語り聞かせる形で書かれています。小林多喜二の一生でもありますが、母セキの一生の物語でもあります。
母が、純粋で親孝行の息子を切々と語ります。拷問により、多喜二の遺体を見たセキが、「ほれっ、多喜二、もう一度立って見せぬか、皆のために、もう一度立って見せぬか」と叫んだシーンなど涙が止まりません。
小林多喜二という人間を知りたくなる作品です。とても読みやすく、読み始めると止まらなくなる作品です。
休日にコーヒーを片手に、涙腺を緩めて見ては如何でしょうか。
◉状態;カバーに少しの破れあり。
使用感ありますが、中身は概ね綺麗
◉カバー:あり・帯無し
◉ヤケ:カバー、中身にあり。
◉ヨレ:あり
◉スレ:あり
◉折り目:なし
◉書き込み:なし
お値引きの交渉は差し控えさせて頂きます。
古本という事をご理解の上ご検討願います。
「母」
三浦 綾子
定価: ¥ 480
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