山尾悠子『初夏ものがたり』(酒井駒子=絵、筑摩書房、ちくま文庫、2024)2024
帯付、カバースレ・キズ・ヨゴレ少、表紙上部ヨレ少(画像3枚目参照)、背表紙スレ・上部ヨレ少(画像5枚目参照)/本体小口キズ(底/画像8,9枚目参照)・ヨゴレ少
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初期のファンタジー小説集『オットーと魔術師』収録の表題作品が、酒井駒子の挿絵とともによみがえる。今は亡き人が大切な人の許を訪れる、その仲立ちをするのは謎の日本人ビジネスマン、タキ氏。まばゆさと湿り気、黒塗りのリムジン、どこかでひりひりと鳴り続ける電話の音……みずみずしい初夏の空気を存分に織り込み、夏の入り口にふさわしい、鮮やかな印象を残す4話。 解説 東雅夫(裏表紙より)