着物だいやす 783■名古屋帯■西陣織杉村　手織すくい帯　鱗RIN　魚々子縞　横段　アイスピンク【正絹】【仕立て上がり帯】

★　素材　　　正絹 ★　サイズ　　長さ　約 368cm　　幅　約　31cm ★　色　　　　淡い鴇色など　　 　　　　　（小学館発行『色の手帖』参照） ★　着用時期　：　春・秋・冬 ★　着用シーン　：　お出掛けなどのカジュアルシーンにおすすめ。 ★　おすすめ年代　：　20～70代 ★　合わせる着物　：　紬、小紋 ★　付属品　：　証紙　あり ＜コメント＞ お仕立て上がり 西陣織　証紙NO．1130　杉村謹製 名古屋帯　の　ご紹介です。 めちゃくちゃすてき！ 画像でも伝わるかと思いますが、 実際に目にしたら、画像の何倍も 美しい… これはぜひ、本物を見てみていただきたいです。 きれいな淡鴇色をベースに 織り出された繊細な横段のような、 立涌が横になったようなお柄。 繊細な織り糸の絶妙なグラデーションの 移りゆくお色みの、それはそれは 美しいこと。 織り糸の、色みの変化だけでなく、彩度の変化、 明度の変化など、すべてが 美しく見えるように計算されて 織りあげられている とにかく美しい一品です。 ぱっ！とみてお柄が浮き出ているような 立体的な織りであるように感じられ、 藤山千春のようなロートンのような 浮き織なのかな？？などと思いましたが、 手にとって間近で見ると これがまたぜんぜん想像と違うんですよね。 繊細な織り糸は、よく見ると 緯糸が何本かの経糸をまたいでいるような 浮き織のように見える部分があったり。 （ここもすくいならではの見え方なのかも） 白糸が、ちょうどお柄のふちどりのように 織りあげられているのもありますが、 織り糸の色の変化だけでなく、 織り方によっても、美しいグラデーションや 立体的に柄が浮いて見えるような 視覚的効果がつくられている、なんというか 奥行の感じられる、とってもすてきな 帯なんです。 シンプルなのに、ずーっと見ていたく なるような、そんな帯です。 杉村といえば、西陣の中でも 老舗の機屋さん。 渡文や捨松などと並び、 洒落帯ではプロ好みの帯を織る ことで知られる、お着物通にも人気の 知る人ぞ知る機屋さんです。 手織りと織機と半分ずつあるそうですが、 分業化されている帯づくりの中でも 図案からこだわって自社で考案している 機屋さん。 そんな杉村のお品の中でも、 この「鱗RIN」シリーズの帯は 手織りの、すくい織の一品です。 すくい織というと、ほっこりとした 素朴な八寸帯や、能州紬などが 思い浮かび、綴れなんかもそうですが、 絵を描くように織り糸を織りあげるイメージ があります。 こちらの帯も、そんなすくい織の技法で 手織りされたお品。 織り糸が細いため、能州紬のような 素朴な雰囲気はありませんが、 綴れの帯のような、ちょっとした「かちっと」感が 感じられなくもありません。 とっても細い織り糸ゆえ、 織り上がりは、とっても軽やかで 繊細な表情をもっています。 さすが、洒落モノを得意とする 機屋さん杉村の一品と、唸るばかりですね。 シンプルでありながら、糸の良さや織りの 良さによって、訴える力のある帯というか。 デザインも、年代も問わず、長くお使い いただけそうな一品。 小紋などのやわらかものや 織りのお着物など、 お手持ちのお着物とのコーディネートで 素敵な帯姿を お楽しみくださいませ♪ 尚、こちらは店舗「だいやす」でもお取り扱いしております。 売り切れの際は、予告なく出品を終了する場合が ございますが、どうぞご理解くださいませ。 ＜状態＞ 新品です。 k-060218