職業別 パリ風俗
鹿島 茂
白水社 1999
社交界に君臨するための絶対条件とは?お針子、門番女、公証人、仕立屋、乳母…バルザックやフロベールの小説に登場するさまざまな“職業”。 19世紀小説にはなぜ女中が出てくる? 医者より儲かる薬剤師! これを知らずしてバルザックやフロベールを語れない「風俗ファイル」。
第51回読売文学賞受賞
目次
グリゼット(お針子)の恋の行方
末は弁護士か代訴人か
屋根裏の詩人からジャーナリストへ
女優志願
門番女のクモの糸
本物のダンディーの条件
社交界の女王になるには
黒服の悲惨
パンシオン様々
年金生活者の栄光と悲惨
孤独な遊歩者の夢想
諸事万端に立ち会う公証人
これなくしてプチブルなし
免許医になるには
人乳市場
仕立屋と古着屋
薬剤師今昔
警察物語
警察物語2
警察物語3
あわれ彼女は娼婦
バルザック(1799-1850)、フロベール(1821-88)の記述や、鹿島茂さんが蒐集した文献、資料、貴重な挿絵などで、パリ風俗の理解が一気に進みます。 オペラ「椿姫」の高級娼婦がなにかわからないままに音楽鑑賞していると、チコちゃんに叱られますよ!(たぶん出題されないけど)、「お針子」、新人女優、乳母、薬剤師とか、興味ぶかい話がたくさん読めました。 ドガ、マネ、ルノワールの絵画にも、社交界夫人、踊り子、娼婦などが登場するので、絵画の理解もふかまりますね。
「代訴人と弁護士はどう違うか」「高級娼婦というからには低級娼婦があるのか」「ゴリオ爺さんの年金って日本の国民年金みたいなもの?」といった、(特に19世紀)フランス文学をより豊かに読むためのトリビアが詰まっている。(レビューより)
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