特殊な三葉虫の化石　ペロノプシス　約５億年前

特殊な三葉虫の化石　ペロノプシス　約５億年前 Itagnostus interstrictusイタグノストゥス インテルストリクトゥス　旧名Peronopsis (ペロノプシス)三葉虫の仲間　５億年前化石 　 　 三葉虫の分類上の目に関しては、諸説ありますが、主流は、８目で す。 　 その中の、アグノスティダ目は絶滅した節足動物の分類上の目であ り、古典的には高度に変化した三葉虫のグループとみなされてきま したが、最近の研究ではこの分類に疑問が投げかけられています。 　 アグノスティダ目は、前期カンブリア紀の化石記録に存在し、カン ブリア紀を通じて非常に多様でした。アグノスティダ目の多様性は カンブリア紀からオルドビス紀への移行期に著しく減少し、最後の アグノスティダ目は後期オルドビス紀に絶滅しました。 アグノスティダ目は、眼をもっていなく、最初に眼を獲得した、他 の三葉虫との生存競争に負けて絶滅した可能性があります。 アグノスティダ目が、浮遊性か底生性のどちらの生活を送っていた かについて長い間議論されていますが、結論は出ていません。もし かすると、両方の種類がいたのかも知れません。 　 　カンブリア紀中期（約５億年前）のアメリカ　ユタ州　Millard County　Wheeler Shale　から多産することで有名なPeronopsis interstrictus (ペロノプシス インテルストリクトゥス)も、今では Itagnostus interstrictus (イタグノストゥス インテルストリクト ゥス)という名前に変更となりました。